4.2酸性矯正 

 


薬のpHが4.2という酸性矯正は、非常にマイナーな技術です。

通常の縮毛矯正は、ほぼ中性からアルカリの薬剤を使いますし、

稀に酸性と言ってもPH6.5程度です。

髪質によっては、アルカリの薬でも十分にストレートになる方もありますが、

何度かかけると傷みが蓄積して収まりの悪い硬いストレートになる方が多いようです。

弱酸性は単に薬が弱いだけになることが多く、収まりの改善に繋がりません

★酸性矯正は、ブリーチ毛でもかけられます★

PH4.2の薬の特徴は、強いアルカリ処理をした髪でも、

問題なく縮毛矯正がかけられることです。

お店でもPH試験紙で時々お見せするのですが、

カラーリングの薬は強アルカリです。パーマ液は弱アルカリです。

重ねていくことで必ずダメージが増えていきます。

なので、ある程度のカラーをされている髪は、普通の縮毛矯正をすると固くなってしまいます。

PH4.2の酸性矯正ならば、アルカリ処理した髪にとても相性が良いのです。

★白髪染めした髪はどうしても酸性矯正★

白髪染めと縮毛矯正には相性があります。

たとえば、2ヶ月ごとの白髪染めの場合

2センチごとに傷みの度合いが進んできます。

縮毛矯正の薬の強さを根元に合わせると、毛先がボロボロになってしまいます。

毛先を傷ませないようにすると、根元のクセが伸びなくなってしまいます。

白髪染めをしながら、縮毛矯正もかけられていると長い髪をきれいに維持することができなくなってきます。

酸性矯正なら、繰り返しかけてもその都度アルカリをキャンセルすることで、

柔らかいストレートを維持できます。